さばいばりずむ

氷河期世代です。資本主義社会をサバイブする為、登山、渓流釣り、米国株インデックスやってます。多肉植物と静かに暮らすのが夢です。

【書評】座して死を待つ社畜にオススメの1冊『神々の山嶺』

お正月休み、いかがお過ごしでしょうか。

なぜか年末年始は憂鬱です… 寒くなってくると気持ちがブルーになります…

そんなブルーな気持ちとは裏腹に空の青さは濃さを増していくんです(`・ω・´;)

座して死を待つより、読んで生きるべし!

これを読んだら今年は憂鬱な社畜から、ただの畜生に生まれ変われるかも知れません!

それではさっそくご紹介!(`・ω・´)

神々の山嶺

神々の山嶺(上) (集英社文庫)

神々の山嶺(上) (集英社文庫)

 

強烈な1冊です。眠っていた本能が叩き起こされます。

前人未到のエベレスト南西壁冬季無酸素単独登頂

字面がお経みたいですが、いまだかつて誰一人として為し得たことの無い、この夢を実現する為だけに自分の人生すべてを賭けた(捨てた)男の物語。主人公 羽生丈二 またの名をビカール・サン(毒蛇)は人格破綻者です。彼の人生には山しかありません。まともな社会生活や恋愛などできません。街では生きていけない、群れの中でも生きていけない、ただただ自分の欲望に正直に山に向かいます。

そこにあるのは情念、それもドス黒い情念です!(`・ω・´;) 痛みだけが彼の生きている証なんです。主人公が遭難時に書いた鬼気迫る手記はぜひとも読んでもらいたいです。

実在した人物、ジョージ・マロリーはエベレストに初登頂したのか?といった実際の登山界の謎も絡め、サスペンスやラブロマンスもある壮大な冒険譚!『人は何故、山に登るのか?(生きるのか?)』ひとつの答えがここにあります。

コミック版も良いですが、やはり原作小説がオススメ!映画版はクソでした… (`・ω・´;)