さばいばりずむ

資本主義社会で生き残るためにAmazonやセブンイレブンで買い物をして節約したり、来るべき世界の終末に備えて登山や釣りに行ってます。最近、多肉植物と投資信託はじめました。今のところ結果は散々です!(`・ω・´;)

【読書】こんな時だからこそ『邪悪な世界のもがき方』を読んでみた

刺激的なタイトルにやられて思わずkindleでダウンロードしてしまいました(`・ω・´;) 副題は『格差と搾取の資本主義を生き残るための株式投資』

作者の鈴木 傾城さんはアジアのアンダーグラウンド、主に売春地帯をルポしてきた作家です。活動の費用は、すべて米国の株式相場で稼ぎだしてきたようです。

その作者が投げかける問い

格差が埋められなくなった邪悪な資本主義の世界だとしても、その中で必死でもがけば何とかどん底から這い上がれる希望があるのだろうか。あるいは、邪悪な世界から這い上がる「もがき方」というのはあるのだろうか。 

グッと来たのでさっそく読んでみました。

邪悪な世界のもか?き方: 格差と搾取の資本主義て?生き残るための株式投資

邪悪な世界のもか?き方: 格差と搾取の資本主義て?生き残るための株式投資

 

 働いたら負けは真実か?

冒頭からネットスラングに対する禅問答みたいですが

「資本」がカネを生み出すのが資本主義なのだ。だから、資本主義の中で生き残るためには、一刻も早く資本を所有して「労働」から離れる必要があるということになる。

これはちょっと前に流行ったトマ・ピケティの r > g に通じるものがあります。過去の統計から経済成長率(g)が資本収益率(r)を上回ることはなく、仮に経済成長率を2%、資本収益率を7%とした場合、複利の効果もあって、その差は開くばかり。これが格差の正体だと。ならばg(労働者)の側からr(資本家)の側に移るべきだと。

また本書では

労働が最重要であれば、資本主義ではなく労働主義と言わなければならない。

とも言っています。言われてみれば納得です。

極めつけは

社会は不平等で、労働は最弱の資本である。

確かに… (`・ω・´;)

「世界で最も裕福な八人」にまつわる秘密

二〇一七年一月一六日、国際NGO「オックスファム」が「世界で最も裕福な八人の資産の合計が、世界の人口のうち、経済的に恵まれない下から半分(約三六億人)の資産の合計とほぼ同じだった」とするデータを発表した。

この八人には皆さんご存知のビル・ゲイツ(マイクロソフト)やジェフ・ベゾス(Amazon)、マーク・ザッカーバーグ(フェイスブック)などが含まれています。基本的には事業で大成功して自分の会社の大株主になった人物ばかり。例外はウォーレン・バフェットの様な超大物投資家です。共通しているのは大量の株式を保有し続ける人間たちであるといったこと。勝敗のルールはいたってシンプルだったのです。

読んでみて印象に残った部分をいくつかご紹介。

弱った獲物を探して上空を舞うハゲタカ

どんな形にせよ、弱った獲物を探して上空を舞うハゲタカになるのが、株式市場の基本であるということだ。個人投資家が物量、知識、人数、資産に圧倒されている機関投資家を出し抜くひとつの方法がここにある。

投資をするのであれば、マスコミの動きには注視しておかなければならない

それはマスコミが煽り立てるものを手に入れるためではない。逆だ。マスコミが煽り立てるものから離れるために、マスコミを注視しておくのである。

多国籍企業が「全世界をうろつき回る」ことを何と言うか

それを「グローバル化」というのである。グローバル化とは、私たちの生活が便利になるために作られたものではない。グローバル化とは、多国籍企業が世界中のマーケットを支配し、さらに「飲み込む相手」を探してうろつき回れるようにするためにできたシステムである。

感想

刺激的な部分が多いですが、米国株について、すごく真っ当なことが書いてありました。その真っ当な事を実践するのが凡人には難しい… 自分は投資信託くらいしかやりませんが、これを読んでみたら米国株に興味がでてきました。しかし、今はタイミングが悪い様な。。世間でも米国株が流行ってる雰囲気があったりで、いまいち踏ん切りがつきません。手を出すとしたら次の大きな金融危機が来た時でしょうか。ただ、実際にそうなったとして、その時の自分が本当に買い向かえるのか?まったく自信がありません。。ほとんど為す術もなく傍観してるだけの様な気がします。だけど、もし、その時、もがく力が少しでもあるならば、その時は!(たらればです)

最後に、この本から感じたメッセージみたいなものを、いつか米国株に手を出す日が来た時の為に、備忘録として残しておきたいと思います。

暴落後に叩き売られた割安で優良な多国籍企業の株式を狙え。その時の為にキャッシュを準備しろ。手に入れた株式は売るな、増やせ!(`・ω・´)