仰々しいタイトルですがゴールデンウィークに奥穂高岳をスタミナ切れにより、途中撤退した反省から、今回は体力トレーニングを兼ねて円錐形の山容が美しい男体山に行って来ました。日本百名山の一座でもあります。男体山は古来から山岳信仰の対象で標高差1200mをひたすら登ることになります。因みに男体山の場合、登山ではなく、登拝と言うそうです。毎年五月五日が山開きで、信仰上の理由からでしょうか、冬季は入山禁止になっています。
- 二荒山神社中宮祠に到着
- 神社内で登拝受付
- まずは一合目へ
- 林道歩きを終えて四号目へ
- 真ん中の五合目
- ここからが正念場の六合目
- ヘトヘトになりながら七号目
- 心が折れそうな八合目
- 森林限界を越えて
- そして山頂へ
- ありがとう!男体山
- まとめ
二荒山神社中宮祠に到着
前日はいろは坂近くの駐車場で車中泊し、朝一で二荒山神社中宮祠の駐車場に向かう筈でしたが、まんまと寝過ごしてしまい、二荒山神社中宮祠の駐車場に着いたのは結局、朝9時前に。。あまり車中泊した意味がない…
二荒山神社の奥に見えるのが今回、登拝する男体山。登り応えがありそうです。
神社内で登拝受付
神社内で簡単な登拝届けと登拝料の支払いをします。登拝料は500円で頂上までの簡単な地図とお守りが貰えます。
受付を済ませ、身支度を整えたら9時10分、いよいよ登拝スタート。
【本日の工程】
- 09:10発 二荒山神社中宮祠
- 09:17通 一合目
- 10:15通 四合目
- 10:39通 五合目
- 10:55通 六合目
- 11:33通 七合目
- 12:04通 八合目
- 13:23着 男体山頂上
- 14:02発 男体山頂上
- 14:33通 八合目
- 14:56通 七合目
- 16:07通 四合目
- 16:43通 一合目
- 16:49着 二荒山神社中宮祠
まずは一合目へ
一合目まではあっという間です。時折吹く風が冷たくて気持ちいいです。しかし、二合目が見えてきません… いつの間にか、がっつり登りになります。
二合目を発見できないまま、林道に出ました。二合目の標識は見落としたのか、初めからないのかも知れません。
少し開けた所から中禅寺湖が見下ろせます。ここからだとまだ高度感はありません。
林道をテクテク歩いて行きます。立ち上がりの急登で息があがっていたので呼吸を整えるには丁度いい感じです。
林道歩きを終えて四号目へ
20分ほど林道を歩いていくと再び登山道の入り口が現れました。どうやらここが四合目の様です。二合目、三合目はいつの間にか通過したんでしょうか。
鳥居をくぐり、再び登山道に入ります。
すぐに四合目を示す、石碑があります。
それにしても天気に恵まれました。新緑が眩しいです。名前は知りませんが白い花が沢山、咲いていました。
真ん中の五合目
息を切らしながら、なんとか五合目に到着。ここまで1時間30分。まだまだ先は長い!
ここからが正念場の六合目
ここら辺から、かなり辛くなってきます。しばらくガレ場が続き、場所によっては手も使って登っていくことになります。
背後には中禅寺湖。だいぶ高度感がでてきました。この景色がせめてもの救いです。
ヘトヘトになりながら七号目
ガレ場が続きます。ここまで2時間23分。
そして背後には中禅寺湖。周りの木々も、だいぶ背が低くなってきました。
心が折れそうな八合目
なんとか八合目に到着。正直、かなりしんどいです。。
心と体にムチ打って先に進みます。やっとガレ場も終わり、ここからは少し緩やかになった登山道を登って行きます。
森林限界を越えて
すると、開けました!森林限界突破です。
前方に遮るものはありません。ただ赤土の斜面と青い空があるのみ。
背後には中禅寺湖が一望できます。
溶岩の塊。男体山が火山であることを伺わせます。
最後のビクトリーロードを登って行きます。
そして… 山頂に聳え立つ何か…
・・・
・・・
・・・
二荒山大神 (`・ω・´)!
そして山頂へ
13時23分、登拝開始から4時間13分で、やっとこさで山頂へ到着しました。写真は二荒山神社奥宮です。左側には先程の二荒山大神が祀られています。
天気にも恵まれ、山頂からは周りの山々が綺麗に見渡せます。前方の山は女峰山でしょうか。
奥宮の北西にある太郎山神社です。
東側の展望です。
大剣の突き刺さるあの岩場が真の山頂です。
皆さん、思い思いに写真を撮っています。
岩場から見た二荒山神社奥宮。山頂は広くゆっくり過ごせます。
奥宮の横で昼食と休憩にしました。
ありがとう!男体山
昼食と休憩を終え、14時 下山開始です。せっかく苦労して登ってきたのに、これから下山しなくちゃならないのが、すこし勿体ない様な気もしますが、東京に帰らなければなりません。
中禅寺湖を望みながら下山開始です。
あっという間に八合目です。
中禅寺湖が近づいてきました。
七合目です。ピストンなので途中は端折ってしまいます。
あれよあれよと四合目です。
見覚えのある一合目へ。
登山口が見えてきました。
16時49分、無事、二荒山神社中宮祠に下山完了です。
まとめ
男体山、登り応えがありました。延々と登っていく山だと2014年11月に登った丹沢の塔ノ岳を思い出します。まだ登山を始めたばかりの頃だったので、大倉尾根(通称:バカ尾根)を登っていくのが、えらくキツかった記憶があります。男体山は水平移動距離が少ない分、斜度がきつく、塔ノ岳とはまた違ったキツさがありました。さすが修行の山に選ばれるだけのことはあります。ともあれ、なんとか山頂に辿り着き、何事もなく無事に下山できたので良かったです。6月、梅雨の合間を縫って、あともう一回くらいどこかに登りに行けたらと思います。