登り納めです。鷹ノ巣山へ行って来ました。今回はテント泊装備です。奥多摩三大急登のひとつ、稲村岩尾根コースから登って石尾根縦走路で降りてくる計画です。
奥多摩駅へ到着
9時過ぎに奥多摩駅に到着。奥多摩に来るのは9月以来です。
奥多摩駅からバスに乗って30分くらいで終点の東日原に着きます。ここまで乗車してきたのは自分も含めて6名。うち3名は日鍾乳洞にいくようで残りが登山者です。
【1日目】
12/23(土)
- 09:17着 奥多摩駅
- 09:35発 奥多摩駅(東日原行きバス乗車)
- 10:00着 東日原バス停
- 10:28発 東日原バス停
- 10:35通 登山口(稲村岩尾根コース)
- 11:30着 稲村岩(昼食)
- 12:00発 稲村岩
- 14:42着 ヒルメシクイノタワ
- 15:10発 ヒルメシクイノタワ
- 15:41着 鷹ノ巣山
東日原バス停から登山口へ
バス停から登山口を目指して歩いていくと目の前に稲村岩が見えます。最初にあの岩のてっぺんを目指すと思うと中々ハードです。
バス停から5分ほど歩くと登山口に着きます。最初は沢沿いへ下っていく形になります。
下りきったところで橋を渡ります。
稲村岩尾根コース
いよいよ登り開始です。今日は風もなく陽射しも暖かです。
さすが奥多摩三大急登のひとつ。最初からがっつり登らさせられます。
まずは稲村岩頂上を目指します。
枯れた沢にでました。ここら辺は少し開けてます。
これから登る稲村岩を見上げたところ。
標識はわりかし多いので道迷いの心配はありません。
枯れた沢を離れてから九折に登っていきます。これが中々ハードです。やっと尾根が見えてきました。
尾根にでました。
稲村岩でお昼休憩
稲村岩です。せっかくなので登ってみました。3分もあれば登れます。
稲村岩からの展望。ちょうどここまでで1時間くらいかかりました。序盤からかなり消耗してます。前日の睡眠不足が響いてます。ちょっと早いですがここで30分ほどお昼休憩。
お昼休憩後、登山再開です。尾根道を登っていきます。残り水平距離にして4/5くらいでしょうか。まだまだ先は長い。
登山道は落ち葉でふかふか。歩きやすいです。
極たまに景色が開けます。冬場の好天。空気は澄みきってます。
真っ白いキノコ。食えるんでしょうか?
かなり登ってきましたが、またまだ登りが続きます。延々と登り続けてます。かなりペースも落ちてきました。テント泊装備が堪えます。夏場には絶対に登りたくない山です。
ヒルメシクイノクワに到着
やっとのことでヒルメシクイノクワに到着。鷹ノ巣山頂上が見えてきました。ここでもガッツリ休憩。
東側には石尾根が見えます。
休憩後、再び登り始めます。ここら辺まで登ってくると北側斜面には最近降ったと思われる雪が残ってました。
最後の登りです。めちゃくちゃ疲れてます。
やっとこさ頂上が見えてきました。
そして鷹ノ巣山 山頂
スタートから約5時間。標高差約1100mをひたすら登ってきました。15:41 鷹ノ巣山山頂 到着です。大休憩を2回とったとはいえ、さすがに時間がかかりすぎました。。
鷹ノ巣山山頂から南側の展望。
富士山のアップ。到着時間が遅いせいもあってすこし雲がでてきてますが山頂は開けていて中々の見晴らしです。
西側にすこし下って山頂を見上げたところ。
もう1枚富士山。
こちらは東側の石尾根縦走路です。すこし下って今晩の寝床を確保します。
石尾根縦走路を下って山頂を見上げたところ。
すこし高度を下げると富士山が近くなった気がします。
日が沈む前にテント設営完了。枯れ草の上なのでふかふかです。これが後で仇となります。
マジックアワーです。
この時間帯は素人でもそれっぽい写真が撮れるので写真が上手くなったよう気がします。
写真を撮ってひと通り遊んだ後はテントの中で休憩。その後、夕食をとりました。21時にはテント内でも気温はマイナス3度となり、寒さがかなり堪えます。寝る前に星空を撮ってみました。手持ちなのでぶれぶれです。
22時には明日に備えて就寝です。シュラフに入ってうとうとしてると何やら四つ足の足音が近づいてきます。今度は甲高い鳴き声が聞こえます。明らかに鹿がいます。それもテントのすぐ近くに。たぶん枯れ草を食べにきたんでしょうか。この寒さの中、テントを潰されたらたまったもんじゃないので刺激しないようにシュラフの中でじっとしていても全然去る気配がありません。定期的に鳴き声が聞こえます。自分の餌場に得体の知れないものがあるのが不思議なんでしょうか。30分くらいは鹿の気配と鳴き声を聞いていましたが、いつしか集中力もきれて眠ってしまっていました。
【2日目】
12/24(日)
- 09:16発(石尾根縦走路コース)
- 09:41通 城山
- 10:22通 六ッ石山
- 12:30着 奥多摩駅
翌日、6時には起きて7時には出発する予定がシュラフから出れたのは8時過ぎ…結局9時過ぎの出発となりました。天気は曇り。風もでていて体感温度はかなり低いです。
撤収作業完了。ザックと富士山です。昨晩の鹿は今頃どうしてるんでしょうか。
石尾根縦走路で下山開始
09:16 石尾根縦走路 下山開始です。中々の見晴らしです。今回ここを歩いてみたくて鷹ノ巣山にきました。
倉戸山方面との分岐です。直進します。
見晴らしのいい尾根を下っていくのは気持ちのいいもんです。
しばらく行くとここが城山でしょうか?いまいち自信がありません。
城山らしい箇所を過ぎると南側に奥多摩湖が見えてきました。
歩き易い登山道を進んでいきます。
尾根筋を北側にでると雪が残ってたりします。
しばらくいくと標識です。どうも六ッ石山は気付かずに巻いてきてしまったようです。奥多摩駅を目指して下山します。
気持ちのいい縦走路です。
ここら辺までくるとだいぶ天気も回復して気温があがってきました。
林道との分岐。奥多摩駅を目指します。
なだらかな尾根道。
かなり親切に標識が立ってます。
ここで石尾根は終わり。杉林の樹林帯になります。
ここまで来ると後は水平距離にして残り1/5くらいでしょうか。
杉林の中を進んでいきます。
残りすこし。
ここの神社は石尾根縦走路を下って来ると気付かないと思います。振り返って撮ってます。
神社をすぎてしばらく行くと舗道にでました。
あとは舗装路で奥多摩駅へ
ここからは舗道と近道を使って奥多摩駅まで下っていきます。
舗道を下っていくと要所要所に近道の標識が立っているので見落とさないように注意です。
だいぶ下ってきました。あとちょっとです。
標識に従って下っていくと神社の裏にでました。
お参りしときます。
神社を後にして進んでいくと今度は民家の脇にでます。
民家の脇を抜けて舗道にでると、ここが石尾根縦走路の登山口の様です。あとは舗道で奥多摩駅を目指します。
ちょっといくと奥多摩ビジターセンターが見えてきました。
舗道を歩いているとショートカットできそうな階段を発見。あえて標識には従いません。結果、ショートカットできました。
そんなこんなで12:30 奥多摩駅 帰着です。下山は概ね予定時間通りでした。下山した頃にはすっかり天気も良くなっていて、すこし暑いくらいでした。
まとめ
初日の稲村岩コース登りが疲れました。前の晩、寝たのが遅かったのとテント泊装備が堪えました。それを抜きにしても下りの石尾根縦走路コースは見晴らしも良く、歩いていて気持ちが良かったです。鷹ノ巣山には東西南北から登れる様なので次は別のコースで登ってまた石尾根縦走路コースで降りてきたいと思います。雪の石尾根縦走路なんていいかも知れません。