今シーズン最後の雪山です。最近、都内では桜も散って気温が20度を超える日もあったりと4月も終わりになれば暖かくもなってきます。今回はのんびりと前泊して中央アルプスの木曽駒ヶ岳(2956m)に行くことにしました。中央アルプスは初めての山域です。標高はありますがロープウェイで2612mまで上がれるのでお手軽です。
- いざ駒ヶ根へ
- 駒ヶ根名物 ソースカツ丼
- 駒ヶ根温泉ホテル
- 菅の台バスセンター
- ロープウェイ しらび平駅
- 千畳敷カール
- 乗越浄土 到着
- 宝剣岳
- 伊那前岳
- 中岳 到着
- そして木曽駒ヶ岳 山頂
- 木曽駒ヶ岳から見る御嶽山
- 北アルプス方面
- 御嶽山
- 南アルプス方面
- 千畳敷カールを下る
- まとめ
いざ駒ヶ根へ
1日目は19:00過ぎに駒ヶ根駅に到着です。前泊だと移動にゆとりがあって楽です。しかし遠かった。
【1日目】
04/22(土)
- 15:21発 立川
- 17:29着 岡谷
- 17:50発 岡谷
- 19:07着 駒ヶ根
- 19:50発 駒ヶ根
- 20:00着 駒ヶ根温泉ホテル
駒ヶ根名物 ソースカツ丼
駅について早々、腹が減っていたので駒ヶ根名物のソースカツ丼を食べに行くことに。向かった先はソースカツ丼振興会の会長がやっているという駅から徒歩3分のお店『中華料理 きよし』さっぱりしていておいしかったです。
駒ヶ根温泉ホテル
腹ごしらえが済んだら駅前からタクシーに乗って駒ヶ根温泉ホテルへ。ここのホテルがシングル前金で1泊3800円という驚異的な安さ。部屋はまぁ推して知るべし。ある意味、雰囲気があるとも言えます。菅の台バスセンターまで歩いていけるので利便性はいいです。温泉に入ったら明日に備えて早めに就寝です。
翌日は朝06:00に起床。天気は見事当たってくれました。身支度を整えて06:45にホテルを出発、07:15発の始発バスを狙います。
【2日目】
04/23(日)
- 06:45発 駒ヶ根温泉ホテル
- 06:50着 菅の台バスセンター
- 07:18発 菅の台バスセンター(増発便)
- 07:48着 ロープウェイしらび平駅
- 08:00発 ロープウェイしらび平駅
- 08:10着 ロープウェイ千畳敷駅
- 08:40発 ロープウェイ千畳敷駅
- 09:30着 乗越浄土
- 09:40発 乗越浄土
- 10:00通 中岳
- 10:30着 木曽駒ヶ岳 山頂
- 11:30発 木曽駒ヶ岳 山頂
- 12:00通 中岳
- 12:10通 乗越浄土
- 12:30着 ロープウェイ千畳敷駅
- 13:00発 ロープウェイ千畳敷駅
- 13:08着 ロープウェイしらび平駅
- 13:14発 ロープウェイしらび平駅(臨時便)
- 13:48着 菅の台バスセンター
- 13:55発 菅の台バスセンター
- 14:09着 駒ヶ根
- 14:40発 駒ヶ根
- 16:00着 岡谷
- 16:10発 岡谷
- 18:16着 立川
菅の台バスセンター
ホテルから徒歩5分くらいの菅の台バスセンターに着いてみると既に7,80人の列が。始発は逃しましたがそのあとすぐの増発便に乗れました。ちなみにここでバスとロープウェイの往復券を買っておきます。(¥3900)
ロープウェイ しらび平駅
バスに30分揺られてロープウェイしらび平駅に到着。ロープウェイの始発運行を前倒したらしく、本来の始発08:00の便に乗れました。そんなこんなで08:10にはもうロープウェイ千畳敷駅です。既に千畳敷カールを登り始めてる人たちが見えます。
背後には南アルプスの山々。真ん中ちょい左側では富士山が小さく頭をだしてます。
千畳敷カール
絶好の登山日和になりました。軽く準備運動をしてアイゼンを装着。千畳敷カールを目指していざ出発です。
登り始めちょっとして振り返ったところ。なまった体には序盤からキツイです。
ピッケルも装備してますがストックを使ってほぼ4本足で直登して行きます。まだまだ先は長い。
ここら辺で正直、心臓が悲鳴をあげます。
最後の急登。
乗越浄土 到着
乗越浄土到着です。ここでちょっと休憩。乗越浄土まで1時間かからなかったので自分の中ではまずまずです。
乗越浄土からロープウェイ千畳敷駅を見下ろしたところ。けっこう登ってきたのがわかります。
宝剣岳
乗越浄土から見る宝剣岳。頂上に人が立ってます。
伊那前岳
乗越浄土から見る伊那前岳。綺麗な稜線です。
次に目指すは前方に見える中岳。
中岳 到着
順調に中岳に到着。序盤に比べて中盤は穏やかです。
中岳から見る宝剣岳。
中岳から見る伊那前岳。
西側には木曽駒ヶ岳と御嶽山のツーショット。御嶽山はかなり存在感があります。これから中岳を西に下ってそれから木曽駒ヶ岳山頂を目指します。
いよいよ終盤です。中岳を下った後は木曽駒ヶ岳を登っていきます。それにしても天気に恵まれました。風もそれほどなく日差しが暑いくらいです。
抜けるような青空の下、最後の直登です。
そして木曽駒ヶ岳 山頂
景色が開けました。登山開始から1時間50分、10:30 木曽駒ヶ岳山頂です。
すっぽり雪の中の木曽駒ヶ岳山頂標識。
木曽駒ヶ岳から見る御嶽山
木曽駒ヶ岳山頂から見る山々。
北アルプス方面
あっちは北アルプス方面、乗鞍岳でしょうか。
御嶽山
御嶽山のアップ。迫力があります。
これでもかって言うくらい快晴です。
南アルプス方面
南アルプスの奥、ど真ん中には富士山。
景色を堪能した後、久々に山頂での昼飯です。雪の上で食べるカップヌードルリフィルは格別です。
景色を眺めたり、昼飯を食べたりとなんだかんだ1時間も山頂にいました。そろそろ下山開始です。
木曽駒ヶ岳を下って中岳への登り返し。これが微妙にキツイ。
中岳から見る伊那前岳。稜線上に人が見えます。
中岳を下って宝剣岳。
乗越浄土まで戻ってきました。宝剣岳に取りついている人たちが見えます。
乗越浄土から伊那前岳の稜線。宝剣岳と違ってこちらは女性的です。
千畳敷カールを下る
最後は千畳敷カールを下ります。上から見るとけっこうな高度感があります。途中、雪が腐り始めていたのでストックをピッケルに持ち変えて尻セードで下山です。
そして千畳敷カールへ下りきり12:30 下山完了。抜けるような青空の下、切り立った岩壁と雪の世界。青と白と灰色のコントラストが綺麗です。
心地よい疲れと余韻に浸りながらロープウェイ千畳敷駅へ。ゆっくりと道具の後片付けをして13:00の便でしらび平駅へ降り、そのまますぐの臨時バスに乗って菅の台バスセンターへ向かいます。
菅の台バスセンターからはすぐに駒ヶ根行きのバスが出ていて14:00過ぎには駒ヶ根駅に到着です。
ここまでの接続はいいのですが、この後が続きません。。とは言っても30分ばかり電車を待つだけです。急ぐわけでも無し、今日の山行を振り返りながらのんびり東京に帰ります。
まとめ
初めての中央アルプス、主峰の木曽駒ヶ岳。雪に覆われた広大なカールを見ることができて良かったです。遠かったですがその労力に見合うだけの価値がありました。次は高山植物が咲き乱れる頃にでもまた行ってみたいと思います。雪山は次の冬が来るまでこれでしばしお別れです。